【映画紹介】憧れを超えた侍たち
【映画紹介】憧れを超えた侍たち
2023年春に行われたWBC(WORLD BASEBALL CLASSIC)の選手選考の会議やベンチ裏等の様子を描いた密着ドキュメンタリー。
多くの方がご存じのとおり、今回のWBCは、漫画でもありえないというような展開で盛り上がり、日本の優勝で幕を閉じました。
・メジャーリーガーも多く参加して日本史上最強ともいえる布陣
・監督は大谷選手を日本ハムに入団させた栗山監督
・初の日系人選手としてヌートバー選手が参加し、序盤から大活躍、ペッパーミルも話題に
・守備の要であった源田選手が指を骨折しながらも、復帰
・不振だった4番の村上選手が、敗色がただよっていたメキシコ戦でサヨナラヒット
・アメリカとの決勝戦、最後のシーンが、ピッチャー大谷と同じチームでアメリカのキャプテン、スーパースターであるマイク・トラウト選手との対決
このドキュメンタリーは、まさにその裏側をみれるという点で、素晴らしかったです。特に私がよかったと思ったのは、
・選手選考の会議で、栗山監督ができるだけ多くメジャーリーガーを呼びたいと言った時の周りの空気感(今までのWBCでは、メジャーリーガーは少ししか出てもらえていないという現実を踏まえて、栗山監督以外のみんなが無理でしょと思ったのがにじみ出ていたと思います)
・チームスタッフが「選ぶのが決まった選手に対してから連絡をとりますね」と言ったのを、栗山監督が制して自分が連絡すると言った場面
・メキシコ戦、負けている中での9回のトップバッターだった大谷選手がヒットを打った後、気迫のこもった顔で雄たけびをあげるシーンが記憶に残っている人は多いと思いますが、8回のベンチの中での大谷選手の朗らかな笑顔
・大谷選手が、カメラマンからWBCの期間中楽しそうにしていますねと尋ねられたのに対して「僕は常に楽しいですよ」と答えていたシーン
個人的には「憧れを超えた」というタイトルにだけは違和感がありますが(おそらく多くの(若手)選手にとって、憧れているのは外国人メジャーリーガーではなく、大谷選手だったと思います)、現在は、Amazon Primeでもみれますし、興味がある人はぜひ見てみるのをオススメします。
プロ野球選手、元サッカー日本代表選手等の個人・法人の顧問、トラブル相談等を多数取り扱う
著作:「アスリートを活用したマーケティングの広がりとRule40の緩和」(東京2020オリンピック・パラリンピックを巡る法的課題(日本スポーツ法学会編)
・一般社団法人スポーツキャリアアドバイザーズ 代表理事
・トップランナー法律事務所 代表弁護士(東京弁護士会所属)
・日本サッカー登録仲介人
・日本プロ野球選手会公認選手代理人
・日本スポーツ法学会会員